第41章

同意書を手にしたアリシアは、今すぐにでも実験棟へ行って部屋を押さえたかった。けれど次の授業まで時間がない。結局いったん教室へ戻るしかなかった。

珍しく上機嫌な顔で戻ってきた彼女を見て、カリーナが目を丸くする。まだ予鈴も鳴っていない。アリシアが席に着くなり、カリーナは身を乗り出して小声で訊いた。

「アルビン先生、何かいいこと言ってくれたの? なんかすごく嬉しそう」

アリシアも隠す気はなく、声を落とす。

「学年首席の特権みたいなものよ。実験室の使用権が取れたの」

カリーナは、アリシアが実験室を欲しがっていたのを前から知っている。寮へ遊びに行くと、部屋の中で魔薬を煮詰めているところに出く...

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